DevLove / 縦サミット参加レポート (3) - 鈴木さん / 和田さん編

DevLov / 縦サミットに関するPOSTの中で、アップしていたと思っていたものの、ずっと下書きのままだったのが、鈴木さんと和田さんのレポート…!
今ごろですが、自分の感じたものとして、Blogにアップさせていただきます。

2. なぜソフトウェアアーキテクトが必要なのか - 鈴木さん (@yusuke_arclampさん)

2番目は、『ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと』の監修もされている、鈴木さんのお話しです。

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社内で小さな読書会をしていたので、『サインをお願いしよう!』と思っていたのですが、あいにく本を忘れてしまいました...。しかも、お願いする時に、『ピンクの...』と言ってしまいました (>_<)

アーキテクトの方は、緑なんですよね....orz 
失礼してしまい、申し訳ありませんでした。(そうこうしながらも、鈴木さんからはサインいただいています) 

とても穏やかで、静かな口調でのお話しでスタートしました。そういえば、4名の講演者の中で、鈴木さんだけがスーツでした(^^

私には高度な内容が多く、メモをかろうじてとったところと、スライドを確認しながら書き起こしてみますので、品質の件はどうかご容赦下さいませ (_ _)

アーキテクチャってなに?:

    • 『構造』のことではない。(Not Structure)
    • システムにはミッションがある。
    • システムにかかわるすべての人々のビュー(関心事)の整合性を取ったものを作ること。
      • システムのミッションに従いながら、
      • 制約を考えつつ
      • 複数のステークホルダーの関心事を整合させ
      • ライフサイクルまで考えたシステムの分け方と組み合わせ方のこと。

3. プログラマが知るべき、だったひとつの大事なことがら - 和田さん (@t_wadaさん)

和田さんのセッションも、デブサミ当日、みなさんの呟きを眺めながら『ああ、聞いてみたかった~』と思っていた1つでした。

上記の鈴木さんの監修された本も、いわば『きのこ本』なのですが、最初にわたしが『きのこ本』として認識したのは、こちらの『プログラマが知るべき97のこと』。

プログラマなきのこ本には、ロゴがありますが、これは北海道のデザイナーさんにお願いして描いてもらったそうです。

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まずは、デブサミの講演者として、何を話したらいいのか....という葛藤からスタートです。

『プログラマが知るべき97のこと』は、各自の想いや立場の上で書かれたものなので、お題としては取り上げにくい。悩んだ末、デブサミの先人スピーカーの方々のお話しを参考にし、

    • 自分』の話をしよう。
    • 会場じゃないと聞けないことを話そう。

という結果に至ったそうです。このことが、和田さんのお話に、『自らの物語』としての魂を吹き込んだことになったんだなあ....と思っています。

実は、TwitterのTLから、和田さんにとって大きな転機になる、衝撃的なことが起きたということは知っていたのですが、改めてご本人からそのお話しを聞いたとき、ずしりと心にのしかかりました...。

大事なこと:

    • 量は質に転化します。
    • 写経しましょう。
    • 自分が渦に入り、そして渦を作っていきましょう。
    • 学び、受け継いだものを伝えることが大切です。次は、あなたの番です。
最後は、お話しを伺っている私たちが、『渦を作る人間になってほしいです』、との言葉でした。

 

感想:

技術的なノウハウ、Tipsの講演ではなく、和田さん自身の『体験』を伺った、という印象があります。

和田さんの『原体験』である、『やってみせること』は、体験・経験を伝える直接的な手段です。ただし、どんなに人に勧められても、実際に自分が手を動かして、やってみないと判らない楽しさもあります。

どんなに熱く語っても、興味をそそられない相手もいます。ただ、この会場に集まっている方は、みんな志を同じくし、すくなくとも、自分から『渦』に引き寄せられた皆さんばかりだと思います。すでにそこに縁のようなものを感じますし、きっと、それぞれ皆さん自身の渦を作っていけるんじゃないかな.....と、私も思いました。
#自分はどうだろう?動けないしなあ.....と少し悩みましたが、こうやって記録することもちょっとは役に立つのかしら、と思って書いてみました。

質問タイム:

Q. 一番納得いかない「きのこは」?

A. コードのコメントについて、16と17という。相対した記述がある。和田さんご本人としては、17の立場だとのこと。

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