JenkinsのWebinarのメモ (2011/02/02)
ずいぶん書くのが遅くなってしまいましたが、川口さんご本人による、JenkinsのWebinarに参加しましたので、その時のメモです。
Webinarという企画自体、参加は初めて。『どういうスタイルなんだろう?』と思いつつ、ヘッドセット用意していなかったのですが、オンラインで受講できるそうなので、さっそく申し込みを行い、2月に入りました…。
週末からこどもがインフルエンザに罹ってしまい、出社はNGでもWebinar受講はできるだろうと思っておりました。
ところが、当日の朝になって、看病をしていた自分にもなんとなく悪寒が…。急いで病院に行くとドンピシャリ。(あの検査方法、なんとかなりませんかね…。涙目。)
以下、布団に入りながらのメモになります…。
なお、資料ではHudsonでしたが、Jenkinsに置き換えを行っています。
* * *
Jenkinsのバックアップについて
JENKINS_HOME が大事だけれど、特にどこをバックアップすべきか?
- 川口さんがSunに在籍していた時は、JENKINS_HOMEが300数十GBにもなっていた。
- 大事なのはConfig。buildの記録は、無くなってもいいだろう。
- LinuxならLVMで、容量を拡張して行けばいい。
- 高価なストレージがあるのなら、ハードウェア的にスナップショットを取るといったバックアップでも良いだろう。
- Nectar という、 Jenkinsのコマーシャルディストリビューションを利用する方法もある。
こちらはバックアップ機能も充実。
バックアップだけではだめ。リストアのテストしないとダメ!
ディスク(ストレージ)について
自分の知らない人が、同じJenkinsを使っている場合、ディスクのやりくりは困るね。ディスクについてのTipsを。
- 後でディスクを足せる、というように作るのがポイント。
- 高速なSCSIディスクみたいなのは要らない。安くて容量でっかいほうが良い。
- 追加したらスムーズに使えるようにする。
- Windows: "Spanned Volume"
- Linuxは一番面倒。LVMで設定しとかないといけない。
Jenkinsを動かす上では、Solarisカーネルは優れていると思っているよ。(by 川口さん)
インストーラーについて
- Windowsのネイティブインストーラは鋭意作成中。(このBlog書いた時点でリリースされてます!)
- JavaのWebアプリというと、サーバ管理者は嫌がるけれど、「RPMとかでパッケージ化されてるよ」、というとインストールに対する敷居が低くなるらしい。(これもTips?)
マスタ / スレーブについて
- SlaveのリモートFSルートを、メモリ上に設定できないか考えて、やってみたらしい。
でも、やっぱりディスクのほうが良いとのこと。 - 公開鍵認証のやりかたを知らないシステム管理者が多かった…。
分散処理について
- サーバやビルドマシンは今や家畜...(^^;
- 可愛がっておかしくなったら懇切丁寧に面倒を見る、というのでは、時間が足りない。
- 使えるものは使おう!
継続利用/普及のコツ
- Jenkinsが動いているURLを、できるだけ覚えやすくする!
- 開発者が見に来ないと意味が無い。
- 後から変わるかもしれないものはURLに入れない(ポートとか)
* * *
Webinarのメモはここまでです。あと残り5分くらい、というところで、体力と気力が尽きてしまいました…orz
Webinarを通して質問したり、ということはできませんでしたが、日本語でお話しして下さったので、とても助かりました。
また、勉強会の中継とは違い、プレゼン資料の画面が固定・安定している分、理解に負担がかからずに助かりました。(スライドは英語表記だった気がしますが)
さらに、この日、画面のデモにはHudsonではなくJenkinsの文字が。
「ああ、本当にJenkinsになるんだ~!」と実感した瞬間でした。
川口さん、いまごろですが、どうもありがとうございました!
コメント
コメントを投稿